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高校サッカーの得点シーンのダイジェストを見て、 また悩む。先日のブログの記事では、 勝利至上主義に飲み込まれたような、 いくつかの部活動のシーンを思い浮かべて、批判した。 でも、そのチーム・学校を選択したのは選手であり、 その保護者であるのだから、 私が「こうあるべき」というように、 全チームがそうあるべき、というのもまた、おかしいのであろう。 鹿児島城西は、前橋育英の中盤のプレスを回避するために、 「勝てばいいのか」という批判を覚悟で、 中盤のパス回しを省略したのかも知れない。 前橋育英もまた、スローペースのサッカーは、 キックオフ直後の失点で崩れた。 前半のうちに追いつくには、あるいは、 これまでのスカウンティングより鹿児島城西のDFとGKの力量を分析し、 あのような戦術を選択したのかも知れない。 「ここまできたら決勝に行きたい。 この試合は勝ちに行く。」 目の前の生徒だって、優勝したいに決まっている。 「勝つために。」 一方の、自分のサッカーの美学にために、 「ロングボールを蹴るな」 というのもまた、指導者の傲慢なのだろう。 画一的であれ、 と言うのはおかしい。 「選択できる」ということが大切なのだ。 私は私で、「この試合はもう見ない」と選択できるように。 いつくか気になっていることがある。 @季刊「ジュニアサッカーを応援しよう」より 息子がサッカーをはじめたことから読み始めた雑誌。 この雑誌に、 横浜FC(当時、神戸)の三浦淳宏選手のインタビューがあった。 この記事の中で、三浦選手が中学サッカー部の顧問の先生に、 「国見高校に行きたいと思います。」 といったところ、 「君は大丈夫なのに」 と言われた、という。 何が大丈夫なのだろうか。 現在トレセンの指導をされているという方の先見性なのか。 「君は必ず大成するから、そんな無理をしなくて大丈夫だよ。」 三浦選手は輝いていた時期がある。 シドニー五輪のオーバーエージ枠。 あの左からのクロスは素晴らしかった。 中学生の輝かしい未来を語れる指導者に、私もなりたい。 A「セミプロは、アマチュアではない。」 先日のOB会で、大ベテランの人が酔って僕に語っていた。 「高校生の、高校生としての勉強の機会を奪い、 大会に勝つために、とサッカー漬けにして良いのか? プロのJリーグアカデミーなら、 『プロにしてあげることは自前でできる』が、 高校サッカーはそうもいかないだろう。 いくらプロチームにコネがあって、 そこのごり押しで入れても、力量がなければ、 長くても3年で解雇。 そのとき、ろくに九九も言えない・漢字も読めない選手が 社会に投げ出される。 教育の一貫でサッカー大会をしているのであれば、 その一線を指導者は守るべきだろう。」 還暦をとうに過ぎた指導者OBの、 その論のたしかさに、私は何も言えなかった。 BJリーグ育成部は、引退した選手の修行の場? 今年も、Jリーグを現役引退した選手が育成のコーチに就任した。 プロの選手になるのもたいへんな倍率だが、 指導者となってプロチームに残るのも、たいへんなことだろう。 しかしながら、 聞くところによると、Jリーグアカデミーの若手は単年契約。 これも、成功すればまた良い契約を選べる若者の未来を奪わない、 という側面もあるかもしれないが、負の側面もある。 Jリーグユースの試合でも、 プロ選手の育成が目的でありながら、 勝利至上主義に飲み込まれた試合が見受けられる、とも聞いた。 C育成年代のコーチこそベテランを。 上記の一方で、朝日新聞のJFA犬飼会長のインタビュー記事で、 「私が当時会社員として過ごしたオランダでは、 少年育成の指導者はおおかた大ベテランで、 なによりも重要なポストと考えられ、 誰よりも尊敬される人物がそれを担っている。 オランダでは、少年の育成がサッカーだけに限らず、 社会において名によい重要だと考えられている。」 とあった。 私自身も、経験を積んだことでいろいろとわかってきたこともあった。 Dアマチュア指導者は仕事にはならない。 うちのチームのコーチ陣も、 いろいろな状況がわかっているので、 大学卒業と同時にたしかな企業に就職し、 誰も、「僕がチームを引き受けます」とは言わない。 長期にコーチしてくれるのは、 家業を引き継ぎつつあるOBくらいである。 そうでもなければ無理だろう。 若人をとりまく状況の変化も激しく、 私もまた、 簡単に「このチーム、よろしくね。」とは言いにくい。 若い方なら選手と一緒に動け、デモンストレーションもできる一方、 経験を積んだ監督の言葉の方が、説得力を持つこともある。 監督がいつまでも体力的に若く、 言葉を発することが一番いい、経済的に。 話が多岐に渡りました。 今日はこの辺で。 |
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