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<<   作成日時 : 2009/01/13 07:51   >>

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アマチュアのサッカーチームを批判するのはやめようと思う。
また、内容はもっと匿名性を高く。
誰のことか、どのチームのことか、ハッキリわからないように。
批評するのはプロサッカーだけでいいだろう。

今日の午後は時間が空いたので、プロの卵の試合を観に行った。
実はこの3連休は、試合がたて続いていた。
昨日、あのような批判的記事を書いたのは、
精神的疲労があったからかも知れない。

またひどいサッカーを見てしまった、草の根の中学生の。
お互いにファウルの応酬。
いくら交流目的の大会でも、あれはないだろう。
ファウルまがいでも、タックルをもっとやれと言う若い指導者と、
その横で苦虫をかみつぶしたような顔のベテランの指導者。
そして神経質な私。イライラはしていた。

気分転換に見たサッカーがあの高校生の試合。
この連休、サッカーに疲れたな。

それでも、気分転換になるかと思って、
別のカテゴリ−の試合を観に行った。
今日見たプロの卵チームの試合は驚愕だった。
スピードが違うのだ。
まず走るスピード。
そしてパススピード。
約20人だけの選手達。
時間帯で交代し、ポジションも度々代える。
落ちない運動量。
試合の相手も、技術の高い好チームだったが、
まずスピード、そしてスタミナに圧倒された。
同じ学年のサッカーとは思えなかった。

プロの卵チームのレベルが高すぎる。
いや、高いのか?
東京の子どもの運動能力は評価しにくい。
プロの卵チームで明らかに秀でているのは、運動能力。
その差が大きすぎて、
プロの卵たちに技術的に何があり、何ができるのか、
判断できない。
やはりこれは、メトロポリタンリーグを見ないと、
たしかなことは言えないな。
「おそらく」とは思うが。
また、東京の環境と他の都道府県の状況は違うだろう。
東京は良くも悪くもチームが多すぎる。
本当にこの選手達が抜群なのか?
来シーズン、
プロに1人も昇格しないJユースのチームもあるくらいだ。
評価は、プロでない私には、言いにくい。

チーム戦術は、4-2-4。
狭い局面はできるだけ避けて、
大きな展開を心掛ける。
それで自分たちの長所を生かす。
私のイメージするところの
モダン・イングランドスタイル。
今朝見た朝日新聞の高校サッカーの、
両チームのシステムもそうだった。
あのような戦術・配置のシステムを、
私は4-2-4と呼ぶようにしている。
サイドのMFは、
早いタイミングでFWラインに上がり、
ウイングやフォワードとしてのプレーをするスタイル。
高体連のチームに多く見られる。
以前は、なにも考えずに私も模倣していたが、
最近はその意図も理解できるようになった。
人材がそろえば、わがチームでも導入しようと思うが、
現在は、人材がそろわないので、導入はしない。
やはりスピードのあるサイドMFの存在が大きいだろう。

東京に出てきてまもなく20年。
東京で暮らしはじめて、
また子どもが大きくなるに連れて、
わかってきた東京の生活の現実。
田舎で気にした、へんなしがらみがないし。
なんでも選択でき、サービスは充実している。
しかし、いや選択できるかたこそ、こんな現実がある。

ピッチに立っている約20名の選手達は、
東京西部の精鋭たち。
やっているのはもう、大人のサッカー。
うちのチームは練習試合も申し込めない。
いや、申し込む気にもならない。
違いすぎる。

東京に出てきて、子ども達の走り方がきになった。
なにかぎこちない。
その理由がわかってきた。
早期からの塾通い。
(田舎では、中学生でも塾に行くのはマイナーだった。
 塾に行く生徒は、
 成績が悪いか、ガリ勉か、の2極だった、当時は。
 基本的に、そんな経済的余裕がないので、行かない。
 普通なら、行かない。)

このプロの卵たちには、変な走り方の選手はいない。
肘が伸びたまま走る、膝があまり屈曲しないで走る選手はいない。
すらっと伸びた足。
大きなストライドでのスプリント。
もはや、差は中学1年生の段階でついている。
選択できる現実が、
子どもにはつらいこともあるのではないか?
と思うこともある。
「もう君には無理だよ。トレーニングの時期が遅すぎる。
 違う道を探しなさい。」
走っただけでそういわれかねない。

そうか、だからうちの選手達は暗いのか。
誰かが一度、諦めさせたのか。

話は変わって。
先日、セミプロような部活動を批判した。
朝日新聞が美談で取り上げた、
バッティングピッチャーの記事が頭にこびりついていたからだ。
それは、
憧れて、やっと入学できた、野球の強豪高校の
ある投手の話。
同学年には入学まもなく、
すでにレギュラーチームが存在していた。
中学3年の夏の時点で、セレクションに合格し、
早々と入学と入部が決まっていた、
9人前後の選手達である。
その中で5番手、6番手の投手となった彼に、
監督が告げる。
「チームのためにバッティング・ピッチャーにならないか。」
悩んだ彼は、父に相談し、それを引き受ける。
毎日毎日、何百球も投げる。
腫れる肩を毎晩、父親がアイシングしたという。
父は涙を浮かべたこともあったという。
夢ある高校生投手が消耗品として見られた、という話である。
一昨年の夏、朝日新聞はこれを記事にした。
そして、公立高校の佐賀北が甲子園で優勝した。
それは誰かが書いた筋書きなのか?
野球の特待生の枠が、試験的に小さく定まった。

話は変わる。
先日の試合でファウルを繰り返していたのは、
背番号の大きい選手であった。
システムは3-5-2。戦術はマンツーマンディフェンス。
守備ライン中央で数的優位を保つようにしている。
前線の選手も、JFAのいうとおり、ハードワークしている。
ボールを2タッチ以下で放すようにも指示されているのか。
意味も判断もなく、
ボールを前線に蹴り出し、
すぐさま相手ボールとなれば、
相手選手にまとわりつく(マークする)。
誰かがドリブルで抜かれれば、カバーに行く。
それも交わされれば、数的優位は保てない。
2人交わされ、あっという間にピンチになる。
当たり前の話が、繰り返される。
「誰のマークだよ!」
コーチの怒声が響く。
「プレス、プレス!」
ハードワークにもほどがある。
戦術に無理がある。
プレスは、選手たちの配置をコンパクトにしなければ無理だろう?
実はサブ組のチームらしい。
「だからおまえらはダメなんだ。」
こんなに多くの選手達が、試合やっていてもわかるのに、
試合後にまたダメだしをされている。
ダメにしているのは、誰なんだ?
不合理・理不尽だろう。大人が。

また、話は変わる。
高校生の部活動は教育の一環で行われていることもあれば、
校威発揚(?。売名行為?)のための行われていることもある。
最近の有名サッカー校では、
「本校のサッカー部には、
 入学前に監督に入部を許可された者しか入れません。」
高校に限らず、有名大学でも、このコピーは使われる。
学校に入学してから、
友達と「何部に入る?」なんて青春ドラマみたいなことは、
全国大会を目指す部活動では、
もはやありえない。
それが現実なのだ。
それでも、
テレビに映るサッカー場の応援席には、
ベンチ入りできなかった多くの部員たちがいる。
この部員たちは、
サッカーがしたくて、この学校に集まったのだろう。
競争が厳しいことは初めからわかっていた。
(まさかこの全員が、
 入学前の夏に実技試験で入学が決まった特待生の
 選手達ではないだろう。
 特待生で入学しておいて、
 ほとんどが試合に出られないなら、何を特待としたのか?
 まさかそんな詐欺まがいのことはないだろう?)
受験勉強をして入学し、
厳しい現実を見据えて入部を希望した部員たちに違いない。
監督も、たった1人で部を指導しているわけではないだろう、昔みたいに。
副顧問が数人いるだろう。
1人1人のレベルアップを図りながらも、
残念ながら登録されなかった選手達に違いない。
そうであるチームで、
勝っても負けても泣いてる選手達に、
テレビを見ている何も知らない傍観者に、
「試合に出られなくて可哀相だ。」
と言われたくないだろう。
部活動に意義はある。
かけがえのない場面がそこにはある。
何も知らないで、批判するのは、もうしない。


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